「高さが低い=省スペース」とは限りません。日本向けに小型キャットタワーを仕入れる際は、高さだけでなく、台座が占める床面、猫が各段に移動するための余白、搬入時の箱の大きさまで確認する必要があります。ここでは、商品を実際に設置・販売する前に、法人バイヤーがメーカーへ確認したい項目を整理します。
完成サイズと必要な設置スペースを分けて考える
参考モデルのCT-0708-013の製品ページでは、供給元資料上の高さは90 cm、台座は50 × 50 cm、梱包は62 × 52 × 30 cm、総重量は22 kgです。これは仕入れ検討用の記録値であり、完成品や出荷品を当サイトで実測した結果ではありません。50 × 50 cmの台座が置けても、周囲の家具、壁、通路、上段への乗り移りを考えると、その寸法だけで設置可否は判断できません。
売場・商品ページに必要な寸法をそろえる
完成時の幅・奥行き・高さに加え、台座の実測寸法、最も張り出す場所、棚板や休憩部の有効寸法を確認します。猫の動線を説明する場合は、各段の高さと位置関係も必要です。写真だけで「大型猫向け」「多頭飼い向け」といった適合性を断定せず、対象サイズや耐荷重を表示するなら、その根拠と確認方法を供給側と合意してください。
| 確認対象 | 仕入れ時の質問 |
|---|---|
| 設置 | 台座以外にはみ出す部品はあるか。壁や家具との間に必要な余白はあるか。 |
| 利用 | 各段の有効面積と段差は何cmか。休憩部へ無理なく移動できるか。 |
| 搬入 | 外箱の実測寸法・総重量は何か。購入者の住まいへの搬入経路を案内できるか。 |
| 組立 | 部品番号と金具数は説明書に一致するか。必要な工具は何か。 |
日本語説明書を使って試しに組み立てる
サンプルを受け取ったら、完成写真を見ずに購入者向けの日本語説明書だけで組み立ててみます。部品番号、上下・表裏の向き、ネジの種類、締め付ける順番が読み取れるかを記録します。迷う工程は写真とともに修正依頼を出し、変更後の説明書に改訂番号を付けます。予備金具や不足部品の問い合わせ方法も、販売前に決めておくと案内が明確になります。
梱包と展示写真を実物に合わせる
外箱内で台座、支柱、透明な休憩部、金具が接触しないように収まっているか、開梱写真と梱包図で確認します。EC掲載用には全体写真だけでなく、設置寸法が分かる図、側面、休憩部、同梱部品の画像を用意します。画像が供給元資料の場合は、量産仕様と同じ部品・色であることを確認してから掲載してください。
「小型」の表示を購入者に誤解させない
商品名に「コンパクト」や「省スペース」を使う場合、何が小さいのかを具体的に示します。全高が低いのか、台座が小さいのか、梱包時に収納しやすいのかは別の話です。CT-0708-013は高さ90 cmですが、資料上の台座は50 × 50 cmです。商品ページでは完成品と設置場所の寸法図を並べ、周囲に置く家具や猫の移動経路も検討できるようにします。購入者の住環境に一律に適合すると断定する表現は避けます。
不足部品・交換の対応を仕入れ条件に入れる
組立後の問い合わせでは、部品名が分からないことが対応を遅らせます。説明書の部品番号と供給元の部品表を一致させ、支柱、板、金具、休憩部それぞれに識別用の写真を付けます。交換部品を個別に供給できるか、どの時点の仕様まで互換性があるかは事前に確認してください。未確認のまま「部品交換可能」と販売ページに書くべきではありません。
承認条件を一枚にまとめる
型番、完成・梱包寸法、材料と色、部品表、日本語説明書、外箱表示、サンプル写真を一つの承認資料にまとめます。「供給元の申告値」と「サンプルで確認済み」を区別し、未確認項目を残したまま性能表示をしないことが大切です。見積もり依頼では予定数量、販売チャネル、希望する色・表示、納品条件も共有すると、比較する仕様が揃います。
